剣道用膝サポーターおすすめ10選|選び方・付け方・試合での使用ルールまで徹底解説

剣道用膝サポーターおすすめ10選|選び方・付け方・試合での使用ルールまで徹底解説

剣道の稽古中に「膝が痛い」「踏み込みのたびに違和感がある」と悩んでいませんか?剣道は踏み込みや蹲踞など、膝に大きな負担がかかる動作が多い武道です。しかし、どの膝サポーターが剣道に向いているのか、袴の下でも使えるのか、試合でも着用できるのか、わからない方も多いはずです。この記事では、剣道用膝サポーターの選び方からおすすめ10選、正しい付け方、試合でのルールまで徹底解説します。ぜひ最後まで読んで、自分にぴったりの1枚を見つけてください。

目次

【結論】剣道におすすめの膝サポーターTOP5

【結論】剣道におすすめの膝サポーターTOP5

「とにかく早く最適な商品を知りたい」という方のために、まず結論からお伝えします。

剣道用膝サポーターは、袴の下に装着するという特殊な使用環境があるため、一般的なスポーツ用と比べて薄さ・ズレにくさ・通気性の3点が特に重要です。

以下のTOP5は、剣道愛好家からの評価・機能・価格のバランスを総合的に判断して選定しました。

第1位:松勘 皮膚感覚サポーターDX─薄型で袴の下でも快適

【松勘】皮膚感覚サポーターDX S/M/L/LL 76-051 膝サポーター ひざサポーター ニーサポーター ヒザサポーター 剣道サポーター MATSUKAN

第1位は「松勘 皮膚感覚サポーターDX(型番:76-051)」です。

剣道専門メーカー「松勘工業」が開発した、剣道用として設計された膝サポーターです。

最大の特長は名前にもある通り「皮膚感覚」と表現されるほどの薄さと密着感で、袴の下に着用しても生地が余ったりもたついたりしません。

素材にはのびやかなストレッチ性に優れた繊維を採用しており、踏み込みや蹲踞の際も膝の動きを妨げません。

サイズはS・M・L・LLの4展開で、価格帯は5,000〜6,000円前後と剣道専用品としての品質を備えた1枚です。

左右兼用設計のため、両膝に使いたい場合も2枚購入すればOKです。

参考:楽天市場 松勘 皮膚感覚サポーターDX

第2位:剣士の味方 KH-1 ハードタッチベルト─膝痛持ちの固定力重視派に最適

楽天市場】居合用ひざサポーター 「KH-3」(ソフトベルトタイプ)

第2位は「剣士の味方 KH-1 ハードタッチベルト」です。

膝に痛みや不安定感を抱える剣士向けに設計されたサポーターで、8mm厚の低反発スポンジと面ファスナー(マジックテープ)式のベルトにより、しっかりとした固定力を発揮します。

価格は2,629円(送料別)前後で、右とじ・左とじの左右別設計となっているため、装着する膝に合ったものを選ぶ必要があります。

膝の側面をしっかりサポートするため、靭帯への不安がある方や半月板に負担を感じている方に特に向いています。

装着時にはやや厚みが出るため、袴のサイズに余裕がある方や、練習専用として使いたい方に最適です。

第3位:ワコール CW-X 膝用サポーター─コスパ抜群の部活生向け

第3位は「ワコール CW-X 膝用サポーター」です。

剣道専用品ではありませんが、薄型設計でありながらテーピング理論に基づいたサポート力を持ち、剣道愛好家からも高い評価を受けています。

価格は2,000円台前後と部活生にも手を伸ばしやすく、コストパフォーマンスに優れています。

スリーブタイプ(履くタイプ)のため、装着が簡単で稽古前後の着脱もスムーズです。

ズレ止めのシリコンラインが膝周りに配置されており、激しい動きでも位置がずれにくい点が好評です。

参考動画:【迷ったらコレ】CW-X膝用サポーター コスパ最強サポーター

第4位:FREETOO 薄型運動用ひざサポーター─通気性抜群で夏場も蒸れにくい

第4位は「FREETOO 薄型運動用ひざサポーター」です。

メッシュ素材を採用したスリーブタイプのサポーターで、通気性が非常に高く、夏場の稽古や道場内での長時間使用でも蒸れにくいのが最大の魅力です。

価格は1,000〜1,500円台とリーズナブルで、初めてサポーターを試す方にも取り入れやすい価格帯です。

関節靭帯の保護と膝の安定感を両立しており、軽度な膝の違和感や予防目的の使用に向いています。

フリーサイズ展開の商品もあり、細かいサイズ選びに迷いたくない方にも便利です。

第5位:剣士の味方 KH-3 ソフトタッチベルト─ズレにくさNo.1の実力派

楽天市場】剣士の味方 KH-3 ソフトタッチベルト 居合用 ひざ サポーター

第5位は「剣士の味方 KH-3 ソフトタッチベルト」です。

KH-1のハードベルトに対して、こちらはソフトな面ファスナーを採用したモデルで、肌への当たりが柔らかく長時間の稽古でも快適です。

8mm厚の低反発スポンジで膝を保護しながら、ベルトによるズレ防止機能が強力で「稽古中に位置がずれてしまう」という悩みを持つ方に特に支持されています。

価格は2,629円前後(送料別)で、右とじ・左とじの設定があります。

居合道用として開発されていますが、剣道での使用にも十分対応しており、稽古中のズレに悩む方に最適な1枚です。

剣道用膝サポーターの選び方5つのポイント

剣道用膝サポーターの選び方5つのポイント

膝サポーターは数百円から数千円まで価格帯が幅広く、機能もさまざまです。

剣道という特殊な環境に合ったサポーターを選ぶために、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

①厚さ─袴の下で使うなら3mm以下が目安

剣道では袴を着用するため、膝サポーターの厚さが袴のシルエットや動きに影響します。

袴の下で使用するサポーターは厚さ3mm以下のスリーブタイプが基本です。

これを超える厚みになると、袴の股部分がもたつき、蹲踞や踏み込みの際に生地が引っかかる原因となります。

一方、ニーパッド(膝当て)や8mm厚のスポンジ入りサポーターは、袴の外側や稽古着の上から使うことが前提の商品です。

目的に応じて「袴の中」か「袴の外」か、装着位置を最初に決めてから厚さを選ぶのがポイントです。

②素材─通気性と耐久性のバランスで選ぶ

剣道用膝サポーターの主な素材は、大きく分けて3種類あります。

  • ネオプレン(クロロプレンゴム):保温性・サポート力が高いが、通気性が低く蒸れやすい。寒い時期や固定力重視の方向け。
  • ポリエステル・ナイロン混紡メッシュ:通気性が高く蒸れにくい。軽量で肌触りも良いが、固定力はやや控えめ。夏場や長時間稽古向け。
  • テーピング一体型繊維(CW-X等):薄くて伸縮性が高く、テーピング効果を発揮。袴との相性が良い。

剣道は年間を通じて道場内で行うため、夏は通気性・冬は保温性を意識した素材選びが快適な稽古につながります。

③ズレにくさ─シリコン滑り止め付きがおすすめ

稽古中に膝サポーターがずれ下がると、保護の役割を果たせないだけでなく、足を引っかける危険もあります。

スリーブタイプを選ぶ場合は、上下の縁にシリコングリップ(シリコン製の滑り止め)が付いた商品を選びましょう。

シリコングリップがあるだけで、踏み込みや素早い動きの際のズレを大幅に抑制できます。

ベルトタイプ(面ファスナー式)は固定力が高い反面、ベルト部分が外側に当たると袴に影響することがあるため、装着位置の確認が必要です。

④サポート力─痛みの程度に合わせて固定力を選ぶ

膝サポーターのサポート力は、大きく「圧迫型(スリーブ)」「固定型(ベルト)」「テーピング型」の3段階に分類できます。

  • 予防・軽度の違和感:圧迫型スリーブで十分。動きやすさを優先できる。
  • 中程度の膝痛・軽い靭帯不安定感:テーピング型または圧迫強めのスリーブ。
  • 痛みが強い・靭帯損傷の回復期:固定型(ベルト+フレーム入り)で患部をしっかり保護。

痛みがひどい場合は自己判断でサポーターだけに頼らず、整形外科や接骨院への相談を優先してください。

⑤価格帯─1,000円台〜5,000円超まで用途で判断

剣道用膝サポーターの価格帯は以下のように分類できます。

  • 1,000〜2,000円台:汎用スポーツ用。予防目的・初心者・部活生向け。
  • 2,000〜3,500円台:剣道専用またはテーピング型。バランスが良く最も選ばれる価格帯。
  • 4,000円以上:固定力・耐久性・快適性の高い医療グレードに近い商品。社会人剣士や膝痛持ち向け。

部活生で複数枚買い替えを前提にするなら1,000〜2,000円台、長く使い続けるなら2,500円以上の剣道専用品が費用対効果で優れています。

【用途別】剣道用膝サポーターおすすめ10選を徹底比較

【用途別】剣道用膝サポーターおすすめ10選を徹底比較

ここでは、用途別に10商品を厳選してご紹介します。

自分の状況(学生・社会人・膝痛の有無)に合わせてチェックしてください。

【部活生向け】コスパ重視のおすすめ3選

毎日稽古がある学生にとって、サポーターは消耗品の一つです。

「安くても機能は十分」な3商品を選びました。

  1. FREETOO 薄型運動用ひざサポーター(約1,300円):メッシュ素材で通気性が高く、夏の稽古でも蒸れにくい。シリコン滑り止め付きでズレにくい。
  2. ワコール CW-X 膝用サポーター(約2,200円):テーピング理論採用で薄いのにサポート力あり。袴の下でも使いやすい。
  3. バンテリンサポーター 膝専用(約1,500〜2,000円):市販品の中では知名度が高く、部活生にも広く使われている。適度な圧迫感で軽度な膝痛の予防に有効。

部活生は稽古量が多い分、洗濯耐久性も選定基準に加えると良いでしょう。

【社会人剣士向け】快適性重視のおすすめ3選

社会人剣士は稽古頻度は週1〜3回程度の方が多く、快適性・品質・ブランドを重視する傾向があります。

  1. 松勘 皮膚感覚サポーターDX(76-051)(約5,000〜6,000円):剣道専門メーカー製で袴との相性が抜群。薄さと密着感が最高レベル。
  2. 東山堂 居合道用膝サポーター(1,320〜2,640円):機能とデザインのバランスが良く、長時間稽古でも疲れにくい設計。
  3. 福田武道具 ひざ保護サポーターEX(1,287円):テーピング理論に基づいた設計で、関節安定性を高めながら動きを妨げない。

参考:福田武道具 剣道用サポーター一覧

【膝痛持ち向け】サポート力重視のおすすめ4選

膝に痛みや不安定感がある方は、固定力と保護性能を最優先に選びましょう。

  1. 剣士の味方 KH-1 ハードタッチベルト(約2,629円):面ファスナーによるしっかり固定。靭帯や半月板への負担軽減に。
  2. 剣士の味方 KH-3 ソフトタッチベルト(約2,629円):KH-1よりソフトな装着感で長時間でも快適。
  3. 剣士の味方 KH-2 履くタイプ(約2,200〜2,500円):低反発スポンジで膝を包み込み、装着が簡単なスリーブタイプ。
  4. 東山堂 低反発居合用ひざサポーター(約2,640円):低反発フォームで膝への衝撃を吸収し、長時間の稽古での疲労感を軽減。

参考:東山堂 居合サポーター一覧

参考:楽天市場 膝サポーター剣道

全10商品のスペック比較表

以下の比較表で、10商品の特徴を一覧で確認できます。

商品名 価格目安 タイプ サポート力 通気性 向き
松勘 皮膚感覚サポーターDX 5,000〜6,000円 スリーブ 全般
剣士の味方 KH-1 2,629円 ベルト 膝痛持ち
CW-X 膝用サポーター 2,000〜2,500円 スリーブ 部活・社会人
FREETOO 薄型ひざサポーター 1,300円前後 スリーブ 低〜中 非常に高 部活生・夏場
剣士の味方 KH-3 2,629円 ベルト ズレ対策
バンテリンサポーター 膝専用 1,500〜2,000円 スリーブ 部活生
東山堂 居合道用膝サポーター 1,320〜2,640円 スリーブ 社会人
福田武道具 ひざ保護サポーターEX 1,287円 スリーブ 中〜高 社会人
剣士の味方 KH-2 履くタイプ 2,200〜2,500円 スリーブ+パッド 中〜高 膝痛持ち
東山堂 低反発居合用ひざサポーター 2,640円 ベルト 膝痛持ち

剣道で膝サポーターが必要な理由とは?

剣道で膝サポーターが必要な理由とは?

「サポーターって本当に必要なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

ここでは剣道という競技が膝に与える負担のメカニズムと、サポーターの具体的な効果を解説します。

踏み込み・蹲踞が膝に与える負担のメカニズム

剣道で膝を痛めやすい動作は主に2つあります。

①踏み込み動作:打突時に右足を踏み込む際、体重の3〜5倍ともいわれる衝撃が膝関節にかかります。この繰り返しが膝蓋骨(お皿)周辺の軟骨や靭帯にダメージを蓄積させます。

②蹲踞(そんきょ):試合開始・終了時の礼法として行う蹲踞は、膝を深く曲げた状態で体重を乗せる姿勢です。この姿勢は半月板や膝蓋靭帯に強い圧力を加え、特に体重が重い成人剣士や高齢剣士には大きな負担となります。

また、剣道は素足で板張りの道場に踏み込むため、クッション性のある運動靴でスポーツをするよりも衝撃吸収が少なく、膝へのダメージが蓄積しやすい特性があります。

参考:剣道におけるサポーターの重要性 – KENDO PARK

参考動画:【剣道】蹴り足の力を最大化するトレーニング方法!膝の痛みがある人へ

膝サポーターで得られる3つの効果

膝サポーターを装着することで、主に以下の3つの効果が期待できます。

  1. 関節の安定化:サポーターの圧迫により膝関節が安定し、踏み込みや着地時のブレを抑制します。特にテーピング型や固定型は靭帯の補助機能を担い、捻挫リスクを低減します。
  2. 衝撃の吸収・分散:特にパッド付きやスポンジ素材のサポーターは、踏み込み時の衝撃を吸収・分散させ、膝蓋骨への直接的なダメージを軽減します。
  3. 血行促進と保温効果:適度な圧迫と保温により血行が促進され、筋肉や腱の柔軟性が維持されます。ウォームアップ前の装着が怪我予防に有効です。

一般用と剣道用サポーターの違い

ドラッグストアや量販店で販売されている一般用サポーターと、剣道・居合道専用サポーターの主な違いは以下の通りです。

比較項目 一般用サポーター 剣道・居合用サポーター
厚さ 様々(厚いものも多い) 薄型設計が多い
装着前提 ウェアの外または下 袴・稽古着の下を考慮
蹲踞への対応 考慮なし 深い屈曲に対応した伸縮性
パッド(膝当て) なし・薄め スポンジパッド付きあり

剣道の動作特性(深い蹲踞・力強い踏み込み)に対応するため、剣道・居合道専用設計の商品を選ぶことが最も合理的な選択です。

剣道用膝サポーターのサイズの測り方

剣道用膝サポーターのサイズの測り方

サポーターは正しいサイズを選ばないと、サポート力が半減してしまいます。

ここでは確実なサイズ選びの方法を解説します。

正しいサイズの測り方─膝蓋骨中心を基準に計測

膝サポーターのサイズは基本的に「膝周り(ひざ周囲径)」で決まります。

  1. 椅子に座り、膝を自然に曲げた状態(約90度)にします。
  2. 膝蓋骨(お皿)の中心を基準に、メジャーで膝周りを一周測ります。
  3. 測った数値をメーカーのサイズ表と照合します。

立った状態で測ると筋肉が緊張してサイズが変わる場合があるため、座った状態での計測が推奨されています。

一般的な目安は、膝周り30cm以下がS、31〜38cmがM、38〜45cmがL、45cm以上がLLとなりますが、メーカーにより異なります。

メーカー別サイズ表と選び方の目安

主要メーカーのサイズ目安を以下にまとめます。

メーカー・商品 S M L LL
松勘 皮膚感覚サポーターDX 32〜35cm 35〜38cm 38〜41cm 41〜44cm
剣道ひざパットマリンサポーター 〜31cm 31〜38cm 38〜45cm 45cm〜

境界値(例:ちょうど37cm)の場合は、フィット感を重視するならS・M間はM、固定力を重視するならSを選ぶのが基本です。

購入前にメーカー公式サイトまたは販売ページのサイズ表を必ず確認してください。

剣道用膝サポーターの正しい付け方

剣道用膝サポーターの正しい付け方

サポーターは正しく装着しなければ、その効果を十分に発揮できません。

ここでは基本の装着手順と、剣道ならではのコツを解説します。

基本の装着手順3ステップ

  1. 膝の位置確認:サポーターの中心(開口部またはパッド部分)が膝蓋骨(お皿)の中心にくるように位置を合わせます。
  2. 下から上へ装着:スリーブタイプは足首側から引き上げるように装着します。ねじれや折れ目がないよう均一に伸ばします。
  3. フィット感の確認:立ち上がり・膝の曲げ伸ばし・蹲踞の動作で位置がずれないか確認します。きつすぎず、ゆるすぎない状態がベストです。

袴の下に着用するときのコツ

袴の下にサポーターを着用する場合は、以下のポイントに注意してください。

  • 稽古着(道着)の下に装着する:稽古着の上からサポーターをつけると袴の中でもたつく原因になります。稽古着の下、肌に近い状態で装着するのが基本です。
  • たるみを作らない:サポーターにたるみがあると、蹲踞の際に引っ張られてずれやすくなります。膝蓋骨に合わせてしっかり引き上げた状態で装着してください。
  • 袴の丈を確認する:厚みのあるサポーターを着用すると袴の裾が短く感じることがあります。装着後に袴の丈を再調整することを忘れずに。

締め具合の目安─きつすぎ・ゆるすぎを防ぐ方法

適切な締め具合の目安は「指1本が入る程度の余裕がある状態」です。

きつすぎる場合は血行を阻害し、しびれや浮腫みの原因となります。

ゆるすぎる場合はサポート力がなく、稽古中にずり下がってきます。

装着後5分程度動いてみて、違和感がなければ適切な締め具合と判断できます。

参考動画:Thin yet provides reliable support! 極薄Wラインひざサポーター

試合で膝サポーターは使える?ルールと注意点

試合で膝サポーターは使える?ルールと注意点

「試合中に膝サポーターを使用してもいいの?」という疑問は多くの剣士が持つ重要な問いです。

ここでは全日本剣道連盟の規則と実際の運用について解説します。

全日本剣道連盟の規則における装具の扱い

全日本剣道連盟の試合・審判規則では、防具(面・胴・籠手・垂)の規格は細かく定められており、第7条において「サポーターなどの使用は、医療上必要と認める場合に限り、見苦しくなく、かつ相手に危害を加えない範囲において、これを認める」と明記されています。

すなわち、膝サポーターの使用は「医療上必要と認められる場合に限り」許可されており、単純な予防目的のみでの使用は原則として規則上認められません。

なお、実際の運用では大会や審判員によって判断が異なる場合があります。試合でサポーターの使用を検討する際は、必ず大会主催者または審判長に事前に確認してください。

参考:剣道におけるサポーターの重要性 – KENDO PARK

大会ごとの運用差と事前確認の方法

全日本剣道連盟の規則はあくまで基準であり、各都道府県連盟・学校・大会主催者によって運用が異なる場合があります。

例えば、高校生の大会では審判から外見が確認できないよう袴の下に装着することを条件とする大会や、医師の診断書や事前申告が必要な大会もあります。

試合前に確認すべき事項は以下の通りです。

  • 大会要項・審判規則にサポーターに関する記載があるか確認する
  • 記載がない場合は、大会審判長または主催者に事前に口頭確認する
  • 判断が難しい場合は、袴の下に着用するスリーブタイプを選ぶことでリスクを最小化できる

事前確認なしに袴の外にサポーターを装着して試合に臨むことは避けてください。

剣道用膝サポーターの手入れ・洗濯方法

剣道用膝サポーターの手入れ・洗濯方法

せっかく良いサポーターを購入しても、手入れを怠ると劣化が早まります。

素材別の洗い方と長持ちさせるコツを覚えておきましょう。

素材別の正しい洗い方

スリーブタイプ(ポリエステル・ナイロン混紡):洗濯ネットに入れて弱水流の手洗いモードまたはデリケートコースで洗濯可能です。柔軟剤は伸縮性を損なう恐れがあるため使用を避けてください。

ネオプレン素材:ぬるま湯での手洗いが基本です。洗濯機使用は生地を傷める原因になります。形崩れを防ぐため、やさしくもみ洗いしてください。

スポンジパッド付きタイプ(ベルトタイプ):スポンジ部分への水の浸透を防ぐため、パッドを外せる構造のものはパッドを取り外してから洗ってください。面ファスナーは必ず閉じて洗濯します。

乾燥は直射日光を避けた風通しの良い場所で陰干しが基本です。乾燥機の使用は縮みや変形の原因となります。

長持ちさせるための保管のコツ

サポーターを長持ちさせるためには、以下の点に注意してください。

  • 使用後は毎回洗う:汗や皮脂をそのままにすると素材の劣化が早まります。稽古後は毎回洗うか、少なくとも汗を拭き取って乾かしてください。
  • 折り畳まずに保管:ゴム素材やネオプレンは折り畳み保管すると折り目が永久変形する場合があります。筒状または平置きで保管してください。
  • 直射日光・高温を避ける:紫外線と高温は伸縮繊維の劣化を加速させます。道具袋の中での保管は問題ありませんが、長期間放置しないよう注意してください。

適切にケアすることで、スリーブタイプは6〜12ヶ月、ベルトタイプは1〜2年程度の使用が目安となります。

剣道用膝サポーターに関するよくある質問

剣道用膝サポーターに関するよくある質問

Q. 左右両方に着けるべき?片足だけでいい?

A: 基本的には痛みや違和感がある方だけで問題ありません。ただし、剣道は踏み込みを主に右足で行うため、右膝への負担が集中します。左右のバランスを保ちたい方や予防目的の方は、両膝への装着もおすすめです。両膝に着ける場合は、1セット2枚分の購入が必要です。片足で慣れてからもう片足に増やすという段階的な使い方も有効です。

Q. サポーターと膝当て(ニーパッド)の違いは?

A: サポーターは主に関節の安定・靭帯保護・血行促進を目的とした伸縮性のある装具です。一方、膝当て(ニーパッド)は膝への物理的な衝撃を吸収するパッドを主体とした保護具です。剣道では主にサポーターが使われますが、転倒や板間での膝打ちが気になる場合はパッド付きのサポーターやニーパッドが有効です。両者を組み合わせて使用することも可能です。

Q. 痛みがひどい場合もサポーターで対処できる?

A: 痛みがひどい場合は、まず医療機関(整形外科)への受診を優先してください。サポーターは軽度〜中程度の膝の不安定感・予防・回復期のサポートには有効ですが、半月板損傷・靭帯断裂・骨折などの重篤なケガには対応できません。医師の診断を受けた上で、症状に合ったサポーターの使用を検討するのが安全です。無理な稽古継続はケガを悪化させるリスクがあります。

Q. 何ヶ月くらいで買い替えが必要?

A: 使用頻度や素材によって異なりますが、週3〜5回使用するスリーブタイプは6〜12ヶ月、ベルトタイプは1〜2年が買い替えの目安です。以下のサインが出たら交換のタイミングです。①サポーターを装着しても膝周りがゆるく感じる ②素材が薄くなったりほつれが目立つ ③洗濯後もすぐにズレるようになった ─ これらが見られたら、迷わず新しいものに交換してください。

まとめ|自分に合った剣道用膝サポーターで稽古を快適に

剣道用膝サポーターについて、選び方から商品比較・付け方・試合での扱い・手入れ方法まで徹底解説しました。

最後に要点を整理します。

  • 袴の下で使うなら薄型スリーブタイプ(3mm以下)が基本。松勘 皮膚感覚サポーターDXやCW-Xがおすすめ。
  • 膝痛持ちには固定力のあるベルトタイプを。剣士の味方 KH-1・KH-3が有力候補。
  • 部活生はコスパ重視でFREETOOやバンテリンサポーターから始めてみましょう。
  • 試合での使用は事前に大会主催者に確認し、原則として医療上の必要性が認められる場合に使用を検討する。
  • サポーターはケアと買い替えのサイクルが大切。伸縮力が落ちたら迷わず新品に交換を。

膝の痛みや不安を抱えながら稽古を続けることは、長い目で見ると競技寿命を縮める原因になります。

自分の状態と稽古スタイルに合ったサポーターを選び、末長く剣道を楽しんでください。

参考:剣道におけるサポーターの重要性 – KENDO PARK

参考:剣道用サポーター – 福田武道具

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