大分県を代表する強豪校・明豊高校剣道部は、創部わずか数年で全国の頂点を争うまでに成長した異色の存在です。「明豊剣道部のメンバーは誰?」「監督の指導方針は?」「どんな大会実績があるの?」——そんな疑問をお持ちの方に向けて、2026年現在の最新メンバー情報から戦績・進路まで、徹底的に解説します。これから明豊を目指す中学生や保護者の方にも必見の内容です。
明豊高校剣道部の現役メンバー一覧【2026年最新】

明豊高校剣道部は、大分県別府市に位置する別府大学附属の進学校として知られ、2026年現在も全国屈指の強豪として男女ともに活躍しています。
男子部は特に近年の充実ぶりが際立っており、インターハイ準優勝・全国選抜優勝などの輝かしい実績を積み重ねてきました。
レギュラーメンバー5名(先鋒〜大将)
明豊高校剣道部の団体戦は、先鋒・次鋒・中堅・副将・大将の5名で編成されます。2025年の全国高校選抜大会(3月)では、明豊は九州学院と激戦を繰り広げており、その際のオーダーは先鋒・鶴侑磨、次鋒・宮川太良、中堅・武蔵啓斗、副将・竹安、大将・髙松宥人という布陣でした。
また2026年2月に行われた大会では、先鋒・児玉一輝(こだまいつき)、次鋒・岸本龍輝(きしもとりゅうき)、中堅・宮ノ内樹(みやのうちいつき)、副将・飯田大翔(いいだひろと)という名前が確認されており、世代交代を経た新チームが着実に力をつけています。
岩本貴光総監督のもと、各ポジションの選手は自分の役割を深く理解し、先鋒の勢いから大将の決定力まで、一体感のある剣道を志向しています。
キャプテン・副キャプテン紹介
2026年シーズンのキャプテンを務めるのは、鶴侑磨(つるゆうま)選手です。2026年1月時点で3年生となった鶴選手は、「昨年の全国選抜は2回戦で敗退した。今年は日本一を取って恩返しをしたい」と力強い言葉を残しています。
鶴選手は2年生時からすでに団体メンバーとして出場していた実力者であり、3年生となった現在はチームのムードメーカーかつまとめ役として、後輩を引っ張るリーダーシップを発揮しています。
身長164cm・体重64kgとやや小柄な体格ながら、「三倍努力」を座右の銘に、誰よりも竹刀を振り続ける姿勢がチームを鼓舞しています。
前年度(2025年)のキャプテンは武蔵啓斗(むさしひろと)選手で、先鋒としてチームを牽引。「仲間に自分の思いをぶつけられるようになった」と語り、精神的な成長をチームにもたらしました。
学年別の部員構成と人数
2017年時点の記事によれば、創部2年目のメンバーは1・2年生合わせて17名でした。その後、全国に名が知れ渡るに従い、大分県内外から多くの入部希望者が集まるようになり、部員数は増加傾向にあります。
男子・女子ともに部員が在籍し、男子が団体戦の主軸を担います。3年生が主力となる大会シーズンから、秋の新チーム発足にかけて毎年メンバーが入れ替わる構造です。
岩本総監督は「力のある2年生が冬の練習で大きく成長する」ことを毎年実感しており、上下学年のバランスが明豊の強さの土台になっています。
明豊高校剣道部の注目選手プロフィール

明豊高校剣道部が毎年全国上位に食い込む背景には、個々の選手の高い実力があります。ここでは各ポジションの注目選手を詳しく紹介します。

大将を務める選手の実力と特徴
2025年シーズンを通じて大将として君臨したのが、髙松宥人(たかまつゆうと)選手(3年・当時)です。身長や体格に恵まれているだけでなく、岩本監督が「柔軟で応じ技が得意。攻守のバランスが取れている」と絶賛した技術的な完成度の高さが際立っていました。
インターハイ2025の準決勝・奈良大付戦では全員引き分けの代表戦に持ち込まれ、延長戦で面を打ち抜いてチームを決勝へと導く勝負強さを見せました。
同年の大分県高校総体個人戦では優勝を果たし、インターハイ個人でも3位に入賞。「3年間で心の成長ができた。落ち着いて自分のペースで戦えるようになった」という言葉が、明豊が大切にする精神的な強さを体現しています。
中堅選手の得意技と戦績
中堅(3番手)はチームの流れを左右する要のポジションです。2025年のインターハイでは武蔵啓斗選手がキャプテンとして先鋒を担い、決勝でも先鋒戦に勝利してチームを勢いに乗せました。
また宮川太良(みやかわたいら)選手も2025年に明豊の主力として活躍。2007年11月25日生まれ、身長170cmの右利きで、積極的な攻めが持ち味です。大分県高校総体個人戦では3位タイに入る実力を持っています。
明豊の中堅選手に共通するのは「つなぐ意識」で、岩本総監督が掲げる「流れを引き継いで大将につなぐ」役割を精神的・技術的に体現しています。
次期エース候補の2年生選手
2026年シーズン、2年生として注目を集めているのが各大会で存在感を示す若手選手たちです。前シーズン(2025年)に2年生として全国選抜の舞台を経験した選手は、その経験を糧に大きく成長しています。
鶴侑磨選手が2025年春(2年生時)の段階から次鋒として全国大会に出場し、同年玉竜旗でも次鋒を担ったように、明豊では実力が認められれば学年に関係なくレギュラーに抜擢されます。
岩本総監督は「力のある2年生が冬の練習で大きく成長した」と毎シーズン語っており、2年生の存在が翌年のチーム力を左右する仕組みになっています。
期待の1年生メンバー
明豊高校剣道部には毎年、大分県内外の中学剣道界で活躍した逸材が入部します。創部当初から「岩本総監督の指導を受けたい」と、全国各地から優秀な剣士が集まるのが明豊の特徴です。
入部1年目から上級生と同等の練習量をこなすことが求められ、2年生になる頃には全国レベルでも通用する実力を備えた選手が多数育ちます。
明豊の過去の実績をみると、1年生時から団体メンバーに選ばれるケースも少なくなく、「早い段階から実戦経験を積む」ことが急成長の秘訣の一つとなっています。

明豊高校剣道部員の出身中学一覧

明豊高校剣道部の特徴の一つが、全国各地から優秀な選手が集まる点です。大分県内の選手はもちろん、他県からも積極的にスカウトや推薦を通じた入部が行われています。
大分県内の出身中学
大分県内からは、各市町村の剣道強豪中学校から有力選手が入部します。別府市・大分市をはじめ、県内各地の剣道クラブ・中学校剣道部で活躍した選手が明豊の門を叩きます。
大分県は古くから剣道が盛んな地域であり、地元の選手が憧れる存在として明豊高校が定着しています。県内での認知度は非常に高く、中学時代に優秀な成績を残した選手の進路として明豊が第一候補に挙がるケースも多いです。
県外からの入部者と出身地域
県外出身者の入部も明豊剣道部の大きな特徴です。2026年キャプテンの鶴侑磨選手は佐賀県・神埼中学校の出身(2026年1月確認)であり、県外から岩本総監督を慕って入学した好例です。
過去には大阪・菫中学校出身の中尾泰真選手(2017年入学)のように、関西圏からも「高い志を抱いて明豊へ」という選手が入学した実績があります。
九州各県(熊本・福岡・佐賀・長崎・宮崎など)はもちろん、茨城や大阪など遠方からも県外入部者が確認されており、全国から選手が集まる「高校剣道の一大拠点」となっています。
明豊高校剣道部の監督・コーチ陣

明豊高校剣道部の強さの根幹には、指揮を執る岩本貴光総監督の存在があります。高校・大学・地域道場を一体的に指導する独自の体制が、選手の急成長を支えています。

監督の経歴と指導方針
岩本貴光(いわもとたかみつ)総監督は、1971年(昭和46年)生まれの大分県出身。PL学園高校から筑波大学へ進学し、卒業後は大分県に戻って高校教員として剣道指導にあたりました。
日田高校在籍時の2008年(平成20年)、埼玉インターハイで男子団体優勝を達成。これが岩本総監督の名を全国に知らしめた歴史的な快挙です。その後は大分舞鶴高校での指導を経て、2013年より別府大学に移りました。
2016年からは系列の明豊高校・中学校の総監督も兼任。現在は別府大学教授・光明館道場館長・剣道教士七段という肩書を持ち、大学生から中学生まで幅広い年代を指導しています。
指導の核心にあるのは「人の心を理解できないと剣道は強くならない」という信念です。選手に説く言葉は「不動心」——「稽古を試合のように、試合を稽古のように」という姿勢が、土壇場での強さを生み出します。
道場に掲げられた「破天荒」の横断幕には、「剣道を通じて新しい道を切り開く」という岩本総監督の強い信念が込められています。小・中学生は褒めて伸ばし、高・大学生には自立を促す段階的な指導が特徴です。
コーチ陣・OB指導者の体制
明豊高校剣道部では、岩本総監督のもとに複数のコーチ・指導者が連携して選手の育成にあたっています。別府大学剣道部との高大連携により、大学の指導陣も明豊高校の練習に参画する体制が整っています。
また明豊中学校の剣道部指導者も兼任するOBが在籍しており、中学から高校・大学へと一貫した剣道指導が行われています。
全国高校選抜大会2022の優勝時には、中央大学剣友会の関係者からも「明豊高校の指導体制は指導者OBの活躍が光る」と評されるなど、OBネットワークを活かした組織的なサポートが強みです。

明豊高校剣道部の戦績・大会実績

明豊高校剣道部は創部以来、驚異的なスピードで全国トップクラスの実力を身につけました。以下では主要大会における戦績を詳しく紹介します。

インターハイ(全国高校総体)の成績
明豊高校剣道部のインターハイにおける近年の主な成績は以下の通りです。
- 2024年(第71回)インターハイ:男子団体準優勝、男子個人・山下剣希選手が優勝(県勢45年ぶりの日本一)、女子団体第3位
- 2025年(第72回)インターハイ:男子団体準優勝(決勝で磐田東に2-3惜敗)、女子個人・中元緑映選手が準優勝
- 2022年インターハイ:男子団体で上位進出
特に2024年は山下剣希選手が個人戦で優勝し、県勢45年ぶりの個人日本一という快挙を達成。延長戦で返し胴を決めた「無心の一本」は全国の剣道ファンの記憶に刻まれています。
2025年は2年連続の準優勝という悔しい結果に終わりましたが、先鋒・武蔵啓斗主将の「やり切った。悔しいけど後悔はない」という言葉が、明豊の挑戦の質の高さを物語っています。
玉竜旗大会での戦績
玉竜旗高校剣道大会は福岡を舞台に毎年夏に開催される、高校剣道の四大大会の一つです。
- 2022年玉竜旗:女子準優勝
- 2023年玉竜旗:女子準優勝(2年連続準優勝)
- 2025年玉竜旗:男子ベスト8、女子第3位
女子チームも玉竜旗で安定して上位に進出しており、男女ともに九州・全国の強豪校と互角以上に渡り合えるチーム力を持っています。
全国選抜・国体・その他大会の成績
全国高等学校剣道選抜大会では、明豊は以下のような実績を誇ります。
- 2022年(第31回)全国高校選抜:男子優勝(初優勝)、女子準優勝
- 2023年(第32回):男子で横峯心選手が優秀選手選出
- 2025年(第34回):女子が決勝進出(準優勝)、男子は2回戦で九州学院に敗退
国体(国民スポーツ大会)では岩本総監督が大分県チームのアドバイザーとして貢献するなど、競技行政面でも存在感を発揮しています。
大分県高校総体では男子団体を2年連続9回優勝(2025年時点)と圧倒的な県内支配力を維持しており、大分県の高校剣道における絶対的な王者として君臨しています。
明豊高校剣道部が強い理由

創部からわずか数年で全国優勝を果たし、以降も安定して全国トップクラスを維持している明豊剣道部。その強さの秘密を3つの観点から解説します。
練習環境と道場設備
明豊高校剣道部の練習場所は別府大学の剣道場です。高校と大学が同じキャンパス内にある「高大連携」の環境を最大限に活用しており、これが日本でも希少な恵まれた練習環境となっています。
別府大学の広い剣道場では、高校生が大学生と日常的に稽古することができ、高校生でありながら大学生水準の稽古相手と切磋琢磨できます。これが技術の急速な向上につながっています。
道場内には「破天荒」という横断幕が掲げられており、岩本総監督の「剣道を通じて新しい道を切り開く」という指導理念が場の雰囲気に浸透しています。
練習メニューと稽古の特徴
明豊高校剣道部の稽古で最も特徴的なのが「MEIHO STYLE 追い込み稽古」です。竹刀を大量に振り込む基礎練習から、実戦形式の地稽古・試合稽古まで、段階を踏んだ体系的なプログラムが組まれています。
キャプテンを務めた武蔵啓斗選手(2025年3年生)も「とにかく竹刀を多く振って、厳しい稽古を重ねた。その手応えは十分に感じている」と語っており、量と質を兼ね備えた稽古量が全国レベルを支えています。
岩本総監督が重視するのは「稽古を試合のように、試合を稽古のように」という境地で、日々の練習から本番同様の緊張感を持って取り組む姿勢を徹底しています。足さばき(フットワーク)トレーニングも独特の方法で行われ、これが試合での機動力につながっています。
寮生活とサポート体制
明豊高校には「創心寮」という寮施設があり、県外から入学した選手のほとんどが寮生活を送っています。寮での集団生活は剣道の技術向上だけでなく、チームの絆を深める重要な役割を果たしています。
岩本総監督が語る「チームワークの重要性」は、寮での共同生活から育まれます。食事・睡眠・生活リズムの管理がしっかりと行われており、選手のコンディション管理も万全です。
2025年のインターハイを前に「私生活から練習まで見直し、全員で話し合いを重ねてようやくまとまった」というエピソードが示すように、寮生活での人間関係の構築がチーム力の源となっています。
明豊高校剣道部メンバーの卒業後の進路

明豊高校剣道部を卒業した選手は、その実力を活かして大学・実業団・警察剣道など様々な場で活躍を続けています。
大学剣道部への進学実績
明豊高校の最も近い進学先として別府大学が挙げられます。高大連携で馴染みのある環境で剣道を続ける選手が多く、別府大学剣道部から全日本学生剣道選手権に出場した峯松大季選手(別府大・明豊高OB)のように、大学でも活躍する選手が多数います。
それ以外にも、筑波大学・中央大学・鹿屋体育大学などの剣道強豪校への進学実績が確認されています。中尾泰真選手(2019年卒)の鹿屋体育大学進学がその例として挙げられます。
明豊高校公式サイトでも、筑波大学・大阪大学・広島大学・九州工業大学など多くの難関大学への進学実績が掲載されており、剣道と学業を両立できる環境が整っています。
実業団・警察剣道で活躍するOB
卒業後に社会人として剣道を続けるOBも多数います。剣道が盛んな警察組織への就職を目指す選手も多く、2026年シーズンのキャプテン・鶴侑磨選手自身も「将来の夢は警察官」と語っています。
武蔵治斗選手(茨城県出身・明豊高校卒・明治大学進学)のように、全国規模で注目される選手が社会人剣道の舞台でも活躍しています。
また光明館道場(岩本総監督が館長)を通じて地域剣道の指導者として貢献するOBもおり、剣道界全体の発展に明豊OBが貢献する構造が根付いています。
明豊高校剣道部への入部を検討している方へ

「明豊高校剣道部に入りたい」と考えている中学生・保護者の方に向けて、入部に関する情報をまとめます。
入部条件と推薦制度について
明豊高校は普通科の進学校であり、剣道推薦入試制度を設けています。全国各地から「岩本総監督の指導を受けたい」という優秀な選手が推薦入試を経て入学しています。
推薦基準の詳細については学校に直接お問い合わせいただく必要がありますが、中学校の剣道大会での実績・段位・学業成績が主な選考基準となります。
大分県内外を問わず入部可能で、県外生には創心寮での生活サポートがあります。遠方からでも安心して剣道漬けの高校生活を送れる環境が整っています。
一般入試での入学後に剣道部へ入部することも可能ですが、選手として活躍するためには中学時代から一定以上の実力が求められます。
練習見学・問い合わせ方法
明豊高校剣道部への入部を検討している方は、まず学校の公式サイト(meiho-highschool.jp)から学校説明会の日程や問い合わせ先を確認することをお勧めします。
練習見学については、事前に学校または剣道部顧問への連絡が必要です。突然の訪問は避け、事前にアポイントを取った上で見学を申し込んでください。
また大分県高体連や大分県剣道連盟が主催する大会に足を運び、明豊の実際の試合を観戦することで、チームの雰囲気や練習の成果を直接感じることができます。
SNSやスポーツ専門サイト「オー!エス!OITA SPORTS」でも最新情報が発信されていますので、あわせてチェックしてみてください。
まとめ

明豊高校剣道部は、岩本貴光総監督の卓越した指導のもと、創部以来驚異的なスピードで全国屈指の強豪へと成長した大分県の誇りです。
- 2026年キャプテンは鶴侑磨選手(3年・佐賀県神埼中学校出身)で、「日本一への恩返し」を誓って新チームを率いる
- 岩本貴光総監督(教士七段)は別府大学教授も兼務し、「不動心」「破天荒」を掲げた独自の指導哲学でチームを牽引
- 別府大学の剣道場を活用した高大連携が練習環境の充実を生み、大学生との稽古が選手の急成長を促している
- インターハイ2年連続準優勝(2024・2025)、全国選抜優勝(2022)など全国大会での輝かしい実績を誇る
- 県外を含む全国各地から優秀な選手が集まり、大学剣道・警察剣道へと続く充実した進路実績がある
「日本一」を目標に掲げ、日々竹刀を振り続ける明豊剣道部の選手たち。その挑戦はまだ終わっていません。今後の活躍にも目が離せません。


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